「さよなら、俺たち」
今日はこの本の感想メモ。けっこう前に読んだからあんまり覚えてないけど印象に残ってたところだけメモ。。。
前回の記事
taozi-study-log.hatenadiary.jp
にでてきた桃山商事さんの一人の清田さんの本です! 前回の記事では、主に桃山商事の恋愛ホスト((主に女性の)恋愛相談を聞く活動)を通して、
- 悩み相談をどう聞くか
- 「自分はどうしたいのか」を考えて行動を選択する
みたいな話をしてました。 今日の感想メモの本は、そういった桃山商事の活動を通して清田さんが、世界の見方やモノの考え方が特に恋愛観やジェンダー観に関して変化した経験について書かれたもの。
概略
まとめようと思って、付箋はってた場所をみかえしてたらそれだけでおなかいっぱいになっちゃった。。あとでかこう。。。。
ざっくりいうと
- (自分の行動の原因に)無自覚な男たち
- 感じたこと思ったことを言葉にする習慣があまりなかった
- 性被害にあった女友達への言葉がセカンドレイプだった - 客観的・中立に発言してたつもりだったけどその人の立場に何にも立ってなかった
- ホモソーシャル的なノリについて
- 性的同意について
- 男性に悩みを相談して失敗した経験を持つ女性のはなし
- 女性の悩み相談を聞きすぎて過剰に抑圧されるようになった性欲の話 etc....
かんそう
普通に男の人で読んだら随所で反論したくなるだろうなとか思った。私も女性だけど、反論したくなる場面がちらほらあった。 確かに筆者の経験にのみ基づいた主観的な結論が、統計的な資料なしに書かれていたりするから、「本当にそうなの?」と厳しく突っ込みたくなる。 だけど、この本で紹介されている女性の話とか、それを踏まえて清田さんがどう思ったかは本当のことだから、女性の話だったりフェミニズム的な文脈でこういうことを感じる男性もいるんだっていう知識を得るために、パートナーの男性とかに読んでほしいなって思った。まぁ、そんな本を読んでくれる人とかまじでほとんどいないだろうけど...笑
「自分の性の加害性」について悩むっていうのを書いていた(と思った)んだけど、私もそういう無意識に自分が得られていたもの がほかの人に対して、加害性を帯びていないかどうかときどき不安になるようになってきたからホットトピックだった。
たとえば、花さんが自殺したことで放送休止になったテラスハウスで同じことを考えた。自分は1視聴者として、何も考えずに番組を楽しんでしまっていたけれど 番組の向こう側に生身の人間がいて、それに対して、罵倒を浴びせる人がいる事実についてなんも考えなかったのなんでだろう?とか 視聴者がそういうものを求めてるから番組はそれに沿って構成を考えたわけで、それって視聴者の加害性あるよね、とかそういう風にもやもやした。
他に自分は親からきちんと教育にお金をかけてもらって大学院まで行かせてもらえけど、教育にお金をかえてもらえなかったりとか、努力しようにも努力をするっていう発想ができない環境にいる人とか のことを想像したときに、罪悪感みたいのを感じちゃうのってそれと似てるのかな?似てないのかな?自分が当たりまえに享受してるものを当たり前と思うのに対しても、そうじゃない人たちへの加害性とかも考えちゃう。 なんて言葉にしたらいいのかよくわかんないけど。